
膝の痛みの原因は、加齢による筋肉の低下、体重の増加、激しい運動(オーバーユース)と言われていますが、高齢者や太っている人、激しい運動をする人でも膝痛が全くない方もいらっしゃいます。
当院では膝痛の原因は、年齢、体重、運動ではなく、その人の膝の使い方によって起こると考えています。つまり、膝痛の多くの原因は、膝自体が本来の役目とは違う、股関節の仕事までを代役しているためと認識しています。
人体の多くの関節の中でも股関節はとても大きく動く関節で、“体重の約3倍を支えられる”程強く、“筋肉と骨格のバランスを保つ”うえで、中心的且つ重要な役割を果たしています。一方で、膝は曲げるか、伸ばすかという単純な関節で股関節のように“回る”という機能はほとんどありません。よって、体重を支えられるほど強い筋肉でもありません。
膝の痛みがある人は、炎症や軟骨がすり減る、周囲の筋肉、靭帯に負担がかかりすぎたりして膝の痛みがでます。これは股関節を十分に動かすことができずに膝が股関節の代役をして体重を支える、回るといった動きをするからです。
患者様の状態や症状にもよりますが、股関節に本来の働きを取り戻させるよう、膝周りの緊張を取り除いていき、今までその代役を務めてきた業務から解放いたします。また、根本原因が股関節の使い方にあるので、再び誤った使い方をしないよう使い方の指導やトレーニングをすることによって、根本治療を可能とします。
スポーツ障害の膝痛の場合の治療方法は徹底してストレッチです。ストレッチをすることにより、筋肉や関節を伸ばしたり、ほぐしたりします。運動後のクールダウンやストレッチ方法などについても指導いたします。
何事も放置するのは良くないですが、膝痛は放っておくとますます症状が悪化し、変形を助長させます。あまりにも変形している場合は、治療が難しい場合もありますので、いずれにせよ早めにご相談ください。

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